September 09, 2011
[書類審査] 審査方法
この前の記事の続きです。
2. 審査方法
審査の結果として、
(1)医(歯科医)師国家試験の受験資格を認定される場合、
(2)医(歯科医)師国家試験予備試験の受験資格を認定される場合、
(3)その両方が認められない場合、がある。
前にも書きましたが、書類審査で何がとにかく重要かと言えば、書類審査に無事通って、日本語診察能力調査に合格し、本試験を受ける為の医師国家試験受験認定をもらう事ですね。
ただ、申請する誰もがこの道を通るとは限らず、書類審査の結果によっては、国家試験を受ける前に予備試験を受けないといけない、といった事もあります。
また、最悪の場合、予備試験さえも受験できない、といった事もあります。殆どの国ではこういった事は起こらないと想像しますが、医学部の教育レベル、環境などがあまりにも日本のそれとかけ離れていたりするとそういった事もあり得るのでしょうか。
(1)国家試験受験資格認定
書類審査及び日本語診療能力調査の両方の認定基準を満たした者に対して医(歯科医)師国家試験受験資格認定を行う。
書類審査(申請締切:3月末又は7月末)
↓
日本語診療能力調査(10〜11月頃)
↓
国家試験受験資格認定
↓
医(歯科医)師国家試験 (2月頃)
(2)国家試験予備試験受験資格認定
書類審査の認定基準を満たした者に対して医(歯科医)師国家試験予備試験受験資格認定を行う。国家試験予備試験受験資格認定を受けた者は、その後予備試験を受験し、同試験に合格してから、更に1年以上の診療及び公衆衛生に関する実地修練の後に、医(歯科医)師国家試験が受験可能になる。
書類審査(申請締切:7月末又は3月末)
↓
国家試験予備試験受験資格認定
↓
予備試験(6〜11月頃)
↓
1年以上の実地修練
↓
医(歯科医)師国家試験 (2月頃)
これは大体のスケジュールです。
3月末、もしくは7月末の締め切りと二回締め切りがありますが、(1)の場合は、3月末に提出しても、7月末に提出しても、どちらの場合でも大体9月頃に書類審査の結果が出て(無論、結果の日程は年によって多少変わるかもしれません)、10月頃にある日本語診察能力調査にのぞみます。そしてそれを合格したら晴れて来年2月の本試験を受験するわけです。
「結局結果が9月頃に出るんだったらわざわざ三月に提出しなくてもいいじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、これはまぁ厚生労働省としても、一年に一回、全ての書類を評価するよりも、出来るだけ二回に分散させて書類審査のプロセスを行う、という方が理にかなっていますし、またこういった事は7月の直前に焦って書類を集める、などということをするよりも早め早めに用意する方が良いでしょう… (と、7月30日締め切りぎりぎりに霞ヶ関に行って提出した僕が偉そうに言える事では決してないのですが汗)
ただ、(2)の場合でしたら、3月末と7月末に書類提出するのでは少しプロセスが変わってきます。
予備試験というのは、6月頃から始まりますので、3月に提出したらそのまま同年6月に予備試験を受けられると思いますが、7月に提出するとなると、その年の予備試験は受験できず、一年弱待ってそれから来年の6月に受験する事になります。
ちなみに、今年(2011年)の予備試験のスケジュールは以下の通りです:
(1)第1部試験(筆記試験) 平成23年6月20日(月曜日)
(2)第2部試験
ア 筆記試験 平成23年9月16日(金曜日)
イ 実地試験 平成23年11月14日(月曜日)
予備試験というのは、合格率が約10%の試験で、しかもその後1年間の実地修練を受けないといけないという事なので、僕としては聞いただけであきらめてしまいそうです。何とか受けずにすみましたが…
次へ続く
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2. 審査方法
審査の結果として、
(1)医(歯科医)師国家試験の受験資格を認定される場合、
(2)医(歯科医)師国家試験予備試験の受験資格を認定される場合、
(3)その両方が認められない場合、がある。
前にも書きましたが、書類審査で何がとにかく重要かと言えば、書類審査に無事通って、日本語診察能力調査に合格し、本試験を受ける為の医師国家試験受験認定をもらう事ですね。
ただ、申請する誰もがこの道を通るとは限らず、書類審査の結果によっては、国家試験を受ける前に予備試験を受けないといけない、といった事もあります。
また、最悪の場合、予備試験さえも受験できない、といった事もあります。殆どの国ではこういった事は起こらないと想像しますが、医学部の教育レベル、環境などがあまりにも日本のそれとかけ離れていたりするとそういった事もあり得るのでしょうか。
(1)国家試験受験資格認定
書類審査及び日本語診療能力調査の両方の認定基準を満たした者に対して医(歯科医)師国家試験受験資格認定を行う。
書類審査(申請締切:3月末又は7月末)
↓
日本語診療能力調査(10〜11月頃)
↓
国家試験受験資格認定
↓
医(歯科医)師国家試験 (2月頃)
(2)国家試験予備試験受験資格認定
書類審査の認定基準を満たした者に対して医(歯科医)師国家試験予備試験受験資格認定を行う。国家試験予備試験受験資格認定を受けた者は、その後予備試験を受験し、同試験に合格してから、更に1年以上の診療及び公衆衛生に関する実地修練の後に、医(歯科医)師国家試験が受験可能になる。
書類審査(申請締切:7月末又は3月末)
↓
国家試験予備試験受験資格認定
↓
予備試験(6〜11月頃)
↓
1年以上の実地修練
↓
医(歯科医)師国家試験 (2月頃)
これは大体のスケジュールです。
3月末、もしくは7月末の締め切りと二回締め切りがありますが、(1)の場合は、3月末に提出しても、7月末に提出しても、どちらの場合でも大体9月頃に書類審査の結果が出て(無論、結果の日程は年によって多少変わるかもしれません)、10月頃にある日本語診察能力調査にのぞみます。そしてそれを合格したら晴れて来年2月の本試験を受験するわけです。
「結局結果が9月頃に出るんだったらわざわざ三月に提出しなくてもいいじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、これはまぁ厚生労働省としても、一年に一回、全ての書類を評価するよりも、出来るだけ二回に分散させて書類審査のプロセスを行う、という方が理にかなっていますし、またこういった事は7月の直前に焦って書類を集める、などということをするよりも早め早めに用意する方が良いでしょう… (と、7月30日締め切りぎりぎりに霞ヶ関に行って提出した僕が偉そうに言える事では決してないのですが汗)
ただ、(2)の場合でしたら、3月末と7月末に書類提出するのでは少しプロセスが変わってきます。
予備試験というのは、6月頃から始まりますので、3月に提出したらそのまま同年6月に予備試験を受けられると思いますが、7月に提出するとなると、その年の予備試験は受験できず、一年弱待ってそれから来年の6月に受験する事になります。
ちなみに、今年(2011年)の予備試験のスケジュールは以下の通りです:
(1)第1部試験(筆記試験) 平成23年6月20日(月曜日)
(2)第2部試験
ア 筆記試験 平成23年9月16日(金曜日)
イ 実地試験 平成23年11月14日(月曜日)
予備試験というのは、合格率が約10%の試験で、しかもその後1年間の実地修練を受けないといけないという事なので、僕としては聞いただけであきらめてしまいそうです。何とか受けずにすみましたが…
次へ続く
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